「運動」が運動でなくなる日のために 小松久子 杉並区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2007 年 6 月 1 日    
「運動」が運動でなくなる日のために
〜環境自治体 愛媛県内子町のイベントB〜
杉並区内70%の、タダでもらえるうちは当然のようにレジ袋をもらっていた人が、当たり前のこととしてマイバッグを持ち歩くようにならなければ、本当のごみ削減にはなりません。レジ袋削減「運動」、マイバッグ持参「運動」などと言っている間はダメだと思う。「運動」としてがんばってやることは長続きしないものです。

「運動」がいつか消えてなくなるための運動をしなければ。「先に知った者の責任」として何ができるのか。30%のマイバッグ持参派が次にやることは?――などを分科会の参加者同士で議論したかったのですが、時間切れでかなわず。

午後の部では脱温暖化がテーマの分科会で聞いた話が印象に残りました。そのパネリストは愛媛県内で生態系保全管理に取り組むNPOで活動している、「いつも山の中で動植物を相手に網を振り回している」という人。

彼の言うには、東南アジアなど亜熱帯地方から飛んできた飛行機が日本に入国すると、温暖化による生態系の変化を抑えるため、乗客を降ろしたあとの機内では外来種の虫を捕まえようと「網振り」がひとしきり行なわれるのだと。

人間のグローバルな移動に伴って外来の虫が入ってきて日本に定着してしまうと生態系を変えてしまう。現にハブと台湾ハブの交雑種が出現している。こういうことにならぬよう防ぐため、その前に「網振り」は欠かせないのだそう。

乗客のいない飛行機内でそんなことが行なわれていたなんて全然知らなかったし驚きですが、日本の気候はあきらかに熱帯化してきており、外来種の増加は環境にさまざまな影響を与えると予想されます。

ことは急を要する。しかし脱温暖化への近道はない。遠回りのように見えても、地道に進んでいくしかない。――「環境自治体会議」事務局長の須田春海さんの言葉です。マイバッグ持参が「運動」でなくなり「網振り」が必要なくなる日のために、進んでいくしかないですね。
(写真 みどりの保全活動をしている木村はるみさんと 5/26柏の宮公園 緑のイベントで)


バックナンバー 最新20
825 森田明美さん「子どもが育つのに専門家なんていらない」
821 自転車の走る町、川のある町はいい
819 ムーティの『オテロ』 オペラワールド至福のとき
818 フィレンツェの休日は雨もまたよし
813 ドン・ジョヴァンニよ、地に堕ちるまでは誇り高くあれ
811 オリンピックの熱狂を離れて音楽祭へ
89 終戦の日の父の日記
86 戦争を考える夏 実写版『火垂るの墓』をみる
84 フランス発のフェミニズムオペラ『アリアーヌと青ひげ』
82 藤田英典さん「子どもの夢と誇り大切にしない教育は失敗」
729 江戸川のプラごみ処理施設「江環保エコセンター」を見学する
724 遺伝子組み換え作物は食糧難を救わない
722 林や畑もエコスクール
717 住基ネット非通知希望者の情報が気になる
714 2050年に自然エネルギーの割合を半分にまで増やす方法
712 「外環ノ2」はグリーンベルトにはならない
710 市民の合意で街なみをリニューアル 松本市の場合
76 医者は職員にして職人 経営安定に向け奮闘中
72 出会ってつながる 2008草の根交流集会
629 転落死事故の教訓残し 第2定例会が閉幕
625 西荻の「トトロの樹」保全に最善の努力を

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は小松久子 杉並区議会議員 にあります。