津波の惨状から目をそらすことができない 小松久子 杉並区議会議員
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2005 年 1 月 5 日    
津波の惨状から目をそらすことができない
〜日本はもっと迅速な対応を〜
スマトラ沖の地震が引き起こした津波による被害は、発生から10日たったきょう、犠牲者の数が15万人を超えました。TVの映像や新聞・インターネットの写真報道で見る現地の状況の酷さに言葉を失います。

被害が日に日に拡大し、復興支援がまったく追いついていない状況が容易に見てとれるのに、日本政府はもっと迅速に、的確な対応がとれないものでしょうか。地震や津波の経験が十分あり、こんなとき復興のために何が必要か他のどの国よりもノウハウを持っている日本がイニシアチブをとらなくてどうするんでしょう。もどかしさ、苛立たしさがこみ上げてきてしまいます。

米国では国務長官が現地入りし、大統領がクリントン前大統領、父親のブッシュ元大統領と国民の前に並び立って共同声明を発表、映画女優のサンドラ・ブロックが1000万ドルの寄付を申し出たとも言うし。英国でも音楽界を挙げて被災者支援の資金集めに曲を発売するとのこと。でも日本は?

生き残った人たちにもくらしは過酷過ぎます。水も食べ物も、薬もない。被災者の3分の1が子どもだといい、混乱に乗じて子どもが人身売買の標的にされる恐れがある、とユニセフの指摘もあります。

被災地で多くの人がマスクを着用しているのは、現場の悪臭のせいでしょう。いまだに引かない泥水の中を現地の人が裸足で歩いているのは、病原菌の海に浸っているようなものではないのか。塩水をどっぷり浴びてしまった水田が再生できるんだろうか。がれきの下や泥水のどこに人の肉体が埋もれているかも分からないのに、この地がリゾートとしてまた欧米諸国や日本から観光客を集めることがあるんだろうか。

とにかく今すぐ必要なこと。1ヵ月後に必要なこと。1年後、5年後に必要なこと。それはきっと、この日本にいてもあるはずです。だって私たちはこの同じ地球上にいるのだから。



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