サーマルリサイクルの本質は「焼却」 小松久子 杉並区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2007 年 3 月 12 日     カテゴリ:ごみとリサイクル
サーマルリサイクルの本質は「焼却」
〜予算特別委員会での意見開陳よりB〜
昨年10月より実証実験が始まった廃プラスチック焼却は、2008年度の23区全域展開に向け、07年度に規模を4倍に拡大してモデル事業を実施、とあります。これを特集した2月21日付け『広報すぎなみ』の掲載内容には疑問を感じています。

紙面では、「20年度から プラスチックは不燃ごみではなくなります」という見出しがもっとも目立つように配置され、容器包装プラを区が資源化することの記載が目立たない扱いになっています。これでは、区民には最終的に「プラスチックは来年から燃やすことになる」という情報が印象に残るだろうと想像されます。

プラスチックはまず分別、そして資源として循環させるための回収、最後に残ったものだけが焼却の対象、という順序を混同すれば、人の行動が安易な方向に流れるのは必至です。そもそも、廃プラスチックの焼却はサーマルリサイクルと呼ばれていますが、その本質は焼却です。

人体に有害なガスを発生させるという理由で従来長いこと避けられてきたプラスチックの焼却を、ついに政策として取り入れる、ということの重大さを区民に率直に投げかけるべきではないのでしょうか。

私は、少なくとも現段階で23区いっせいに廃プラスチックの焼却に踏み出すことには賛成できません。なぜなら廃プラ焼却とそれによる発電は、CO2排出による環境汚染、限りある資源の浪費、財政上の負担、環境教育など、多くの面から見て重大な問題があると考えるからです。

23区すべてで容器包装プラの分別・リサイクルのしくみが出来上がって初めて、それ以外のプラスチックを焼却に回すこともやむなしだろうと思います。

また、ごみの処理は私たちの生活に極めて密接したものであって、その方法は本来、私たち自身が議論して決めるべきものだとも思います。




ごみとリサイクル 最新20
624 区長の焼却施設縮小論をあらためて問う
622 廃プラ「なぜ資源化か」の根拠伝えて
67 23区の廃プラ焼却を考える懇談会スタート
526 世田谷区民だって廃プラを燃やしたくない
427 ごみ論議 分別の話は盛り上がる
416 「レジ袋有料化に8割が賛成」 10,000人アンケート結果
1024 イベント用に特製「なみすけ」バッグはいらない
828 23区とことん討論会での「眼からうろこ」
72 ごみ行政が大きく変わる 事前に財政評価を
623 レジ袋「税」から「有料化」への流れ ちゃんと伝えて
622 廃プラのストック施設を地域分散させてはどうか
312 サーマルリサイクルの本質は「焼却」
1025 新会社設立に反対した杉並の賢明な判断
929 清掃一組の新会社設立に異議あり!
926 評価できるが課題も 杉並のプラごみリサイクル
46 廃プラスチックのサーマル方針には疑問あり
218 生産者責任はどうなる 容リ法改正
93 フンデルトヴァッサーのごみ処理施設

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は小松久子 杉並区議会議員 にあります。