遺伝子組み換え作物は食糧難を救わない 小松久子 杉並区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2008 年 7 月 24 日     カテゴリ:食と農業
遺伝子組み換え作物は食糧難を救わない
〜蟻は巨象に立ち向かう〜
物価の高騰が止まりません。食料品の値上げが顕著で、あらゆる食べものに影響がおよんでいます。しわよせは弱い立場の人に真っ先に届く原理のとおり、貧困者や高齢者の生活を脅かしています。

世界規模で見れば食糧危機という人もいるほどで、だから「この食糧不足を解決するために」遺伝子組み換え(GM)作物にシフトしていく動きがあるのだとか。

GM技術は収量を倍増させることが可能だから、栽培に必要な土地、水、燃料をこれまでより3割削減できる、温暖化に立ち向かう「貢献策」だと米国モンサント社が発表したことを新聞が報じています。

これまでは消費者から嫌われてきたが、食糧難を救い、かつエネルギー削減にも成果をもたらす救世主としてGM作物が巻き返しに転じるのでしょうか。

いや、すでに世界中の生産畑はGM作物が主流、日本の消費者がいくらいやだと言っても輸入に依存している以上もはや避けられない、だいいち食卓にはとっくにGM食品が浸透しているのが現実――。という声も一方からは聞こえてきます。

考えるほどに、「GMはノー!」と言い続けることは巨象に立ち向かう蟻みたいな気がしてきます。外堀はすっかり埋められ敗北宣言まぢかか?

国民の8割が「安全性に不安」、7割が「技術として未知、未熟」と不信感を抱き、6割が「周囲の動植物に影響を及ぼす」と生態系に触ることを怖れ、2割は「これまでの技術で十分(GM技術はいらない)」と言っているのに?

さあ大変。蟻に何ができるか考えて、行動に出ないと。なにしろあいては巨象!韓国の「ろうそく集会」はどうだろう?大統領の米国産牛肉輸入方針に反発した数万の人たちが、ろうそくを手に徹夜でデモ行進した、あの運動は?

BSEにしろGMにしろ、生物本来の育ちや生命の根源に人間が操作を加えることにはノーです。そんなもので食糧難は救えない。いまの食糧難がなぜおきているのかを冷静に考えれば、まず世界の富の分配について根本から見直さなければならないことに気がつくはずです。

写真 韓国のろうそく集会



食と農業 最新20
105 地方都市の農業を杉並が支援するしくみをつくれないか
916 安い食べものには理由がある
724 遺伝子組み換え作物は食糧難を救わない
57 田植え初体験 自給自足に1ミリ前進か?
44 安ければいいだけじゃない 消費者のきもち
214 「毒入りギョーザ」事件 外交問題にまで
117 製造日こそ表示が必要ではないか
89 手づくりベーコンの香ばしさがたまらない
87 農的くらしの豊かさ 自然王国帰農塾にて
25 「納豆ダイエット」捏造事件のこと A
23 「納豆ダイエット」捏造事件のこと @
121 不祥事は不二家だけの問題か
910 近藤惠津子さんが説く「食と地球のつながり」
524 豆腐の原料大豆のトレーサビリティー
424 米国産牛肉輸入の根拠は疫学でなく「貿易学」?
329 残留農薬の規制制度が変わることについて
227 農業を食育の一環に また環境教育で食育を
223 食育 その豊かな展開を求めて
213 トレーサビリティーと表示 重要なのはこのふたつ
1218 輸入再開!だったら私は国産を食べる
113 「フード・マイレージ」広まれば生産が変わるはず

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は小松久子 杉並区議会議員 にあります。