ジャンクな学校給食が肥満社会をつくる? 小松久子 杉並区議会議員
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2005 年 4 月 12 日     カテゴリ:食と農業
ジャンクな学校給食が肥満社会をつくる?
〜ニューヨークの学校ではB〜
あるメールマガジンで、ロンドンの学校給食に関する記事を読みました。栄養バランス無視で素材が不明の加工品が多く、高カロリーの給食を毎日食べる子どもたちの健康状態に危機的な現象が現れてきている、と。英国では6歳の子どもの12人にひとり、15歳では7人にひとりが肥満児なのだそう。

86年から92年にかけて私が見たNYの小学校の給食も似たようなものでした。以前は校内の厨房で給食を調理していたこともあったようですが、そのころには業者が搬入した食品を温めるだけに使われていました。

給食は教育の一環ではないので学校の責任ではなく、PTA関連の任意組織が運営を担っていたのだと思います。給食を頼む子は朝申し込み、昼食時に食堂で買う方式で、一食約1ドル。はじめ週1回ピザ給食だったのが翌年週2回になり、やがて週5回日替わり給食が出るようになりました。「忙しくてお弁当を作るのがたいへん」な母親たちの要望で業者を変えた結果です。

あるときPTAの会合で、給食の業者をまた変えようという提案がされました。いまのA社よりB社のほうが「風船ガムなどのお楽しみが毎日ついて子どもが喜ぶから」というのが理由。そのとき学校の看護師さん(日本の養護教諭のような役割)が、「メニューを見る限り肉とチーズとパンかパスタの組み合わせばかりで、栄養バランスが悪い。カロリーが高いのも気になる。育ち盛りの子どもにはもっと野菜を食べさせないと」と発言し、私もそのとおりだと思いましたがその意見は無視され、炭酸飲料はやめて甘くない飲み物に、という意見も出ませんでした。そしてB社の採用が決まりました。

幼いうちはそれほど多くない肥満児が年齢が上がるにつれて増え、4人にひとりが肥満体型の米国社会はこうしてつくられる、と納得できた気がしました。

英国では、子どもを救おうと有名人シェフが声を上げました。学校給食の改善を政府に求める大キャンペーンが張られ、約20万人が賛同の署名を寄せたそうです。NYの学校給食はその後どうなったのか、気になります・・・。




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