下校時・放課後の子どもがねらわれる 小松久子 杉並区議会議員
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2005 年 12 月 6 日     カテゴリ:子どもと人権
下校時・放課後の子どもがねらわれる
〜急がなければ!安全を守る地域づくり〜
学校帰りの幼い女の子が襲われる事件がつづいて起こりました。広島と栃木のいずれも小学校1年生が痛ましい姿で見つかり、衝撃が走っています。日本は安全な国、という評価はもう過去のものと知るべきなのでしょう。

広島の事件の容疑者が逮捕された日、区議会の総務財政委員会に小学校にオートロック設置の提案がされ「開かれた学校づくりの方針と矛盾するのではないか。本当に危ないのは学校の中ではなく下校時、放課後なのだから、安全な地域づくりを優先させるべきでは」と意見を述べました。

一般会計補正予算の中に、構造上不可能な1校を除く区内全小学校にオートロックを導入するための予算が計上されていたのでそう発言したのですが、まさかその直後に栃木の事件が発覚するとは思いませんでした。

大人の目がいつもどこかにあって子どもを見守っている、少しでも不自然な状況があったら躊躇せずに声をかける、手を差し伸べる。――そういう地域にしていかなければ、子どもの安全が保障できない時代になってしまいました。

19年前米国に引っ越したばかりのころ、外で会う人が見知らぬ私にも必ず「ハロー、元気?」と笑顔で話しかけるのを、親しく接してくれてうれしく感じたのですが、その本当の意味は「私はあなたを殺さない。だから私を殺すな」という表明なのだと後に聞かされたときの驚きを思い出します。

ニューヨーク郊外のその町は平和と安全を絵に描いたような静かなコミュニティーでしたが、子どもをひとりで外に出す親はいなかったし、登下校はスクールバスか自家用車で送り迎えするかのどちらか。ある日小学生だった息子を家に置いたまま買い物に出かけて帰ったらパトカーが3台も来たことも。子どもを放置したことが荷物の配達員に通報されてのことでした。

何が起きても不思議ではない米国では「自分の安全は自分で守る」意識が徹底していて、子どもをひとりで放置しておくことは罪なのです。そんな犯罪先進国から日本が学ばなければならないこともありそうです。





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