学校図書館は発展途上にある 小松久子 杉並区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2008 年 6 月 20 日     カテゴリ:杉並の教育と教科書問題
学校図書館は発展途上にある
〜第2定例会の質問より B〜
本の廃棄・選定も、司書としての専門知識が必要です。図書館における蔵書の充実度は、「量」はもちろん、それ以上に、どんな本をどのような基準でおくのかという「質」でこそ量られるもの。子どもや先生の調べ学習の支援にあたっては、教育課程、学校の教育方針を理解していることを前提に、常に新しい情報を積極的に取り入れて本の選定にあたることが求められます。

ということは、司書は「職員会議に出られる」位置づけであるべきなのです。これは都内のどこでも実現していませんが、たいへん重要なポイントです。

学校IT化推進計画に沿って設置が進められている図書館用パソコンについては、データ入力やバーコードを貼る作業の進捗、活用状況に、学校間で大きな差が生じていると聞きます。ボランティアが多く作業にあたったようですが、図書の専門家でも責任者でもないため現場で混乱が生じ、さまざまな不具合を抱えたまま、学校によっては使われていないのだとも。

IT化の進む現代に欠かせない教育として、情報リテラシーに関して質問しました。リテラシーとは文字の読み書き能力のことをいい、読書はその能力を磨き高めます。情報が洪水のようにあふれ、自分の頭でものを考えずにすんでしまいがちな現代社会にあって、膨大な情報を分析し自分に合うように使いこなす能力、すなわち「情報リテラシー」をはぐくむ教育が欠かせないものとなります。

情報を読み解いて判断し取捨選択し活用する能力を養うことは、子どものうちから始める必要があり、血の通った図書教育が求められます。

これらの質問に対し区の答弁は、総論的には理解を示す一方、「専任の司書配置を」という点については「地域のボランティア・・・うんぬん」という、従来の路線にそった見解を繰り返すにとどまりました。

ただ、学校司書の仕事が、時間の切り売り感覚では務まらない、奥の深いものだということ、ボランティアという不安定な形での登用では人の能力を十分に生かせないことを、区には知ってほしい。また「評価しない大人がいる」ことで、学校図書館が子どもたちにとって心休まる貴重な場になりうることも。

「いつも同じ人がいる」ことが「第2の保健室」としての効果を生むようなのです。学校図書館はまだ発展途上にあります。

写真 ネットサロン「今さら聞けない 介護保険」6/19



杉並の教育と教科書問題 最新20
1010 教育委員の選任に反対する
922 どう進める?環境教育としての「エコスクール」
82 藤田英典さん「子どもの夢と誇り大切にしない教育は失敗」
620 学校図書館は発展途上にある
619 「昼休みに閉まってる図書館」は改善されそう
618 杉並の学校図書館は後れをとっている
530 学校図書館に司書がほしい
524 高井戸小のエコスクール新校舎落成式
324 なくしていいのかPTA 和田中の改革ここまで
314 「エコスクール化」 基本方針、汎用プログラムをつくれ
227 「夜間塾」は子どもをハッピーにするか
226 教育基本条例 「つくらない」決断あってよい
1227 公立中学が夜は塾に変身するという話
1017 教育基本条例は策定を急がないほうがいい
730 都教委でまたも採択された「つくる会」教科書
630 「子どもの権利」のしくみが杉並区には欠けている
314 「教育SAT」のネーミングは再考を
1125 教育の憲法をこんなやり方で変えていいのか
1029 「教育基本条例」に「子どもの権利」の理念を
89 杉並の「つくる会」教科書採択から1周年
410 芝生の校庭 理想ではあるけれど

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は小松久子 杉並区議会議員 にあります。