前進のために後退することだってある 小松久子 杉並区議会議員
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2005 年 9 月 19 日     カテゴリ:女性・ジェンダー
前進のために後退することだってある
〜アジアと日本の未来をひらく女性のつどい〜
区議会第3回定例会の会期中です。少子化対策と歴史教育について質問しましたが、これについては次に回すことにして、最近参加した集会の報告を。

9月17日に韓国・朝鮮と日本の女性が協力して開催した「戦後60年を問い、東北アジアと日本の未来をひらく女性のつどい」がそれです。アジアの連帯を意識しつつ「人権」「平和」「教育」などさまざまなテーマで活動している女性が集まって、朝鮮半島の統一や日朝国交正常化の夢を語り合いました。

パネリストの土井たか子さんと石毛^子さんはいずれも衆議院選で議席を失ってしまいました。土井さんが「議員はやめても引退ではない。憲法を守るためにがんばる」と語りましたが、石毛さんの話はいささかショックでした。

議員として戦後補償問題に取り組んできて、戦後60年の節目に実りかけていたことが、小泉首相の解散劇で廃案になってしまった、というのです。

たとえば従軍慰安婦の「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」。また、旧日本軍が中国で毒ガス兵器を開発したことなど、歴史の事実を調査する機関として国立国会図書館に「恒久平和調査局」を設置させる法案も。石毛さんはこの法制化を進める議員連盟の幹事長として、何年もかけて粘り強く提案してきたのです。ほかに韓国・朝鮮人の被爆者やBC級戦犯の問題なども、法案として提出されていたのに、審議されず廃案になったといいます。

もちろん消えてなくなったわけではないけれど、今度の国会の勢力を見れば、いつ再提案されて審議にこぎつけるのか、悲観的にならざるをえません。

でも、韓国の国会議員、韓明淑(ハン・ミョンスク)さんが最後に語った言葉に励まされました。闘いつづけてきた女性民主運動家ですが、人間としての度量の大きさ、その品性は人をひきつけます。彼女はこう言いました。

「歴史認識の隔たり、右傾化のいろいろな兆候、さきの選挙結果など、厳しい状況があるけれど、いまは前進のための後退だと思えばいい。危機はチャンス。進んでゆくために準備するときだと思えばいいんです。」




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